不眠はお肌の大敵!眠れない夜におすすめのセルフケア

鍼灸師、香西美和です。


「最近よく眠れない・・・」あなたはこう感じることはありませんか?

夜、なかなか眠れずに悩む日が続くと、からだも心もどんどん疲れてしまいますよね。

集中力が落ちたり、免疫力が低下したり、さらには肌荒れまで…そんなお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

でも、ご安心ください!

東洋医学の視点から見ると、不眠の原因は「気」や「血」そして「水」の巡りの滞りにあるとされています。

この巡りを整えることで、心とからだをリラックスさせ、自然と眠りに入りやすい状態を作ることができます。

そこで今回は、不眠に悩むあなたのために、今夜から試せるツボ押しケア、さらに食事の工夫や快眠に役立つ方法をご紹介します。

どれも簡単で取り入れやすいセルフケアばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

不眠と肌荒れ両方に効果を発揮するツボで快眠をサポート

ツボ押しは、「気」「血」「水」の巡りを整え、心とからだをリラックスした状態に導いてくれます。

以下のツボを試してみてください。

  1. 神門(しんもん): 手首の内側、小指寄りのくぼみにあるツボです。
    この部分をゆっくりと押しながら深呼吸を繰り返すと、心が落ち着いて安眠に繋がり肌荒れの改善にも。
  2. 百会(ひゃくえ): 頭のてっぺんにあるツボで、心身のリラックス効果が期待できます。
    指の腹で優しくマッサージすることで、頭がすっきりして眠りに入りやすくなります。
    自律神経を安定させる働きがあるのでストレスによる肌荒れにもおすすめです。
  3. 失眠(しつみん): 「眠りを失う」という名前とは逆に、不眠に効果があると言われているツボです。
    足の裏にあるので湯たんぽやカイロで温めると気持ちいいです。

これらのツボを軽く刺激するだけで、心地よい眠りの準備が整います。

さらに鍼灸、とりわけ美容鍼灸の施術を受けることで、全身のバランスとお顔のケアを同時に整えることができ、より深いリラクゼーションが得られます。

食事でからだの内側から整える

食事は、不眠改善の重要な鍵です。

眠りをサポートする食材やタイミングを意識しましょう。

  • 快眠を促す食材

    バナナ:トリプトファンとマグネシウムが豊富でリラックス効果あり。

    ナッツ類:特にアーモンドやくるみは、メラトニンを含み眠りを助けます。

    豆腐:良質なタンパク質とトリプトファンが含まれています。

トリプトファンとは?
トリプトファンは、体の中で作れない必須アミノ酸の一つです。食事から摂る必要があり、脳で「幸せホルモン」といわれるセロトニンや「睡眠ホルモン」といわれるメラトニンを作る材料になります。そのため、心の健康や良い睡眠に大切な役割を果たします。


  • 夜におすすめの飲みもの

ホットミルク:カルシウムが神経を落ち着かせてくれます。
少量の甘さが欲しいときははちみつを足すと血糖値の上昇を穏やかにして睡眠中の自律神経のバランスを崩しません。

カモミールティー:リラックス効果が高く、寝る前に最適。

ゴールデンミルク:ターメリック入りのミルクで心身を温めます。
牛乳や豆乳、アーモンドミルクなど好きなミルク200mlに少量のバターで練ったターメリック小さじ1/2弱・お好みで生姜やシナモン、はちみつなど足して温めます。

  • 避けたい飲み物

カフェインを含むコーヒーや紅茶、エナジードリンクは、就寝前は控えましょう。

アルコールは一見眠りやすく感じますが、深い眠りを妨げるので注意が必要です。

快眠をサポートするライフスタイル

食事やツボケアに加えて、生活習慣を見直すことも大切です。

  • 寝る一時間前にスマホ、PCの作業は終わらせる
    スマホやPCのブルーライトは脳を刺激してしまいます。
    部屋も暖色系の明かりで穏やかな時間を過ごしましょう。
  • 就寝前のリラックス習慣
    軽いストレッチや深呼吸を取り入れると、副交感神経が優位になり眠りに入りやすくなります。
  • 寝る環境を整える
    快眠には静かで暗い、そして適度な温度の寝室が重要です。
    加湿器を使うことで、特に冬場は乾燥対策にもなります。

アルコールで失敗した私の例

私はお酒を飲んだ後、いい気分で眠りについたはずなのに、夜中に目が覚めてしまうことがあります。

これ、実はアルコールが原因。アルコールには一時的にリラックスさせる作用がありますが、体内で分解される過程で交感神経を刺激してしまうことがあるのです。
そのため、深い眠りが妨げられて途中で目が覚めてしまうことがあります。

また、アルコールは利尿作用があるため、夜中にトイレに行きたくなって目が覚める原因にもなります。
これらの理由で、せっかくの睡眠が浅くなり、翌日に疲れが残ってしまうことも…。

こういう失敗を防ぐために以下のことを実行しましょう。

  1. 飲む量をほどほどに
    適量のお酒は楽しみながらも、からだに負担をかけすぎない範囲で。
  2. お水を忘れずに
    お酒の合間にしっかりお水を飲むことで、脱水を防ぎます。
  3. 寝る前の時間を空ける
    就寝の2~3時間前には飲酒を終わらせると、睡眠の質が向上します。

お酒の楽しみ方は人それぞれですが、夜中に目が覚めると「もっとぐっすり眠りたい!」と思いますよね。
少し意識するだけで、翌日の体調もぐっと変わるかもしれません。
私もお酒はほどほどにしたいと思います。

いかがでしたか?

夜眠れないと悩んでいる方でも、今回ご紹介したツボや食事、生活習慣を取り入れることで、不眠の改善が期待できます。

どれも今日から始められる簡単な方法ばかりですので、ぜひ試してみてくださいね!

当サロンの美容鍼灸トリートメントなら不眠改善とお肌ケアのご相談に応じていますのでお気軽にご相談ください。
心地よい眠りで毎日をもっと元気に過ごせますように。

投稿者プロフィール

香西美和
香西美和
香西美和(こにし みわ)

1970年1月生まれ、川崎市出身。はり師きゅう師となって15年目(2024年現在)。これまでに延べ6000人の美容と健康に携わる。バリ島でのトリートメント技術習得や、中国人医師のもとで学んだ東洋医学をもとに、独自の美容鍼灸メソッドを確立。2016年、脳血管の病気のために2年経営した店舗を閉店するも、「もう一花咲かせたい」と2024年に「salon fiora」として復活を遂げる。「美容鍼灸と花風水で、顔も運気も引き上げる」喜びを、自分と同年代の女性に広く実感してもらうことを願って活動中。

国家資格:はり師 きゅう師 2000年3月取得
その他:メノポーズカウンセラー、レイキティーチャー、バリニーズマッサージ、花風水、周易占い