マスク生活で悪化?肝斑を改善に導くケア方法

鍼灸師、香西美和です。

あなたはこんなお悩みはありませんか?

「メイクで隠しても両頬にぼんやりシミが見える」

「病院でトラネキサム酸を処方されて飲んでた時は良かったけど、やめたら元に戻っちゃった」

「マスクで擦れたのかシミが濃くなったみたい」

これらのシミは肝斑(かんぱん)とよばれるものかもしれません。

肝斑はホルモンバランスの乱れや生活習慣、マスク生活や日常の摩擦が原因で悪化することがあります。

特に、コロナ禍でのマスク生活により肌が擦れ、肝斑が目立つようになったというお声をよく聞きます。

しかし、正しいケアを行うことで肝斑の改善は可能です。

肝斑があることによって自分の見た目に自信が持てなくなったり周囲の目が気になったりするのはもったいない!

そこで今回は、肝斑を改善して美肌を目指すための具体的なケア方法をご紹介します。どれもそんなに難しいことはありません。

ぜひお試しください。

肝斑とは?

そもそも肝斑とは何なのでしょう?

肝斑(かんぱん)とは、特に女性に多く見られるシミの一種で、頬や額、口周りなどに左右対称に現れる茶色っぽい色素沈着のことです。

肝斑は頬や額、口の周りに左右対称に現れることが特徴で、他のシミは左右不均等にできることが多いのに対し、肝斑はこの左右対称性が目立ちます。

また、輪郭がはっきりせず、ぼんやりと広がるように見えるのが一般的です。

紫外線や摩擦、ストレス、ホルモンバランスの乱れによって、肝斑が濃くなったり目立ちやすくなる傾向があります。


肝斑の主な原因

ホルモンバランスの乱れ
妊娠や出産、更年期などの女性ホルモンの変化が、肝斑の主な原因とされています。ピルの服用がきっかけで発症するケースもあります。

紫外線
紫外線はシミ全般の大敵ですが、肝斑も例外ではありません。日焼けが肝斑を悪化させる大きな要因となります。

肌への摩擦
マスク生活やゴシゴシ洗顔などの摩擦が、肝斑を刺激し、濃くなることがあります。

ストレスや生活習慣の乱れ
ストレスや睡眠不足、不規則な生活は、肝斑を悪化させる可能性があります。

他のシミとの違い
日焼けによるシミ(老人性色素斑)は、 輪郭がはっきりしていて、紫外線が直接的な原因。
そばかす(雀卵斑)は、 遺伝的な要因が強く、幼少期から見られることが多い。

肝斑のケア方法

肌を擦らないスキンケアを心がける
摩擦を防ぐためには、マスクはシルク素材や柔らかい布素材などを選びましょう。
スキンケア時もゴシゴシ擦らず、優しく手でなじませるようにします。

紫外線対策を徹底する
肝斑の予防・改善には紫外線対策が欠かせません。
日焼け止めを毎日塗る習慣をつけ、外出時には帽子や日傘を活用しましょう。サングラスの着用も大事!

保湿ケアで肌のバリア機能を高める
セラミドやヒアルロン酸、水素など配合の保湿剤を使い、肌を乾燥から守ることで外部刺激を受けにくくします。
サプリの併用も効果的。

ホルモンバランスを整える生活習慣を意識する
睡眠不足やストレスは肝斑を悪化させる原因に。十分な睡眠とリラックスできる時間を大切にしましょう。

美容鍼灸で内側からアプローチ
血流が滞っているとシミや肝斑ができやすくなります。
美容鍼灸は血流を改善し、肌のターンオーバーを促進します。
肝斑に効果のあるツボは以下のとおりです。ズーンとくる程度に圧をかけましょう。


肝兪:内臓機能を高める、肌荒れにも。
合谷:健康維持、全身の調整。
三陰交:女性のツボ、冷えを取り除いて肌の調子を整える。

肝斑改善を助けるおすすめの食べ物

  1. 抗酸化作用のある食材
    紫外線やストレスは肝斑を悪化させる原因です。
    抗酸化作用のあるビタミンや栄養素を含む食材を積極的に摂りましょう。

    ビタミンCが豊富なもの:レモン、キウイ、パプリカ、ブロッコリー
    → メラニンの生成を抑え、シミの改善に役立ちます。
    ビタミンEが豊富なもの:アーモンド、アボカド、かぼちゃ、ほうれん草
    → 血行を促進し、肌のターンオーバーをサポートします。
  2. ホルモンバランスを整える食材
    ホルモンバランスの乱れも肝斑の原因の一つ。
    女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンや、体を温める食材が役立ちます。

    大豆製品:豆腐、納豆、豆乳、味噌
    → イソフラボンが女性ホルモンに似た働きをしてくれます。摂りすぎには注意!
    からだを温めるもの:しょうが、ねぎ、にんにく、かぼちゃ
    → 血行を良くして冷えを防ぎ、ホルモンバランスを整えます。
  3. 肌の代謝を高める食材
    肌のターンオーバーを促進する栄養素を含む食材も取り入れましょう。

    亜鉛が豊富なもの:牡蠣、カシューナッツ、レバー
    → 肌細胞の新陳代謝を助け、健康的な肌を保ちます。
    コラーゲンを増やすもの:鶏肉(特に手羽先や皮)、魚の皮の部分、ゼラチン
    → 肌のハリをアップさせ、シミの改善をサポートします。

肝斑ケアによく使われるサプリメント(参考)

  • ビタミンC
    メラニンの生成を抑え、抗酸化作用で肌を守ります。シミや肝斑の予防・改善に欠かせない成分です。
    ポイント: 肌の透明感を高める
  • ビタミンE
    血行を促進し、抗酸化作用で肌の老化を防ぎます。ビタミンCと一緒に摂ることで効果が高まります。
    ポイント: 肌のターンオーバーをサポート
  • L-システイン
    メラニンの排出を促し、肝斑やシミを薄くする働きがあります。ビタミンCと併用するとよい成分です。
    ポイント: 肝斑改善をサポートする美白成分
  • 亜鉛
    肌細胞の代謝をサポートし、ターンオーバーを促進します。特に食事で不足しがちな人におすすめです。
    ポイント: 肌の修復を助ける
  • トラネキサム酸(医薬品もあり)
    肝斑の改善に特化した成分として注目されています。皮膚科での処方や市販薬としても利用可能です。
    ポイント: 肝斑への直接アプローチ
    摂取目安: 医師の指示または製品の説明に従う。

    注意!トラネキサム酸は血栓症のリスクを高める可能性があると言われています。動脈硬化や血栓ができた経験のある人は医師や薬剤師と相談の上ご判断ください。


血栓予防の薬を服用している私の場合

私は脳の血管に血栓ができる病気だったので、現在も血栓予防の薬を飲んでいます。ですのでトラネキサム酸は使いません。その代わりに水素サプリを使用中。

水素サプリは活性酸素を抑えて肌を守る役割があり、私は1年前から水素サプリと水素配合美容液を使っていますが、肌なじみも良くぼんやりしていた肝斑がうっすら薄くなってきました。(個人の見解です)

紫外線やストレスで増える「活性酸素」は、肌を傷つけてシミや肝斑を悪化させます。これが悪玉活性酸素です。でも、水素はその悪玉活性酸素と結びついて無害な水に変えてくれる働きがあるのです。これが肌力を高めて美肌を導いてくれていると考えられています。

肌が元気に新陳代謝することは肝斑ケアにとても大事。水素サプリは酸化ストレスを減らして、肌の生まれ変わりを助けてくれます。

また、東洋医学では「血流が悪いと肌にも影響が出る」と言われています。水素サプリは血行を促して代謝を整えるので、内側からのケアにぴったりです。

注意点
サプリメントは過剰摂取を避け、必ず製品の摂取量を守りましょう。
持病や薬を服用中の方は、事前に医師や薬剤師に相談してください。腎臓に負担をかけたり薬の飲み合わせに問題が生じる可能性があるためです。

いかがでしたか?


毎日のケアにプラスして、内側からサポートする食事やサプリメントは肝斑改善の強い味方です。血流を整える効果が期待できる美容鍼灸と組み合わせて、より健康的で透明感のある肌を目指しましょう。

肝斑のケアは、日常生活での摩擦や紫外線対策を徹底すること、そしてホルモンバランスを整えることがカギです。

香西美和のサロンでは、美容鍼灸トリートメントをはじめとするさまざまなアプローチで、皆さまのお悩みをサポートしています。
気になる方はぜひ一度ご相談ください!
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投稿者プロフィール

香西美和
香西美和
香西美和(こにし みわ)

1970年1月生まれ、川崎市出身。はり師きゅう師となって15年目(2024年現在)。これまでに延べ6000人の美容と健康に携わる。バリ島でのトリートメント技術習得や、中国人医師のもとで学んだ東洋医学をもとに、独自の美容鍼灸メソッドを確立。2016年、脳血管の病気のために2年経営した店舗を閉店するも、「もう一花咲かせたい」と2024年に「salon fiora」として復活を遂げる。「美容鍼灸と花風水で、顔も運気も引き上げる」喜びを、自分と同年代の女性に広く実感してもらうことを願って活動中。

国家資格:はり師 きゅう師 2000年3月取得
その他:メノポーズカウンセラー、レイキティーチャー、バリニーズマッサージ、花風水、周易占い